学校でも、塾でも、子どもたちは先生の話を聞くことから新しい単元に向き合う。塾に通う子は学校の授業前に塾で習ったことを、学校で再度聞くことになる。真面目な子は塾のテキストを塾の事前に読む、塾で授業を聴く、家で復習する。この時点で3回その単元にインプットとして触れ、塾の小テストでアウトプットする。学校で授業を受けて、学校の復習をして、塾と合わせ5回のインプットとなる。さらに宿題でアウトプット、定期テスト勉強でワークをやりアウトプットは3回となる。合計8回その単元に触れる。また、夏季講習などの時期を離したところでインプットとアウトプットを入試まで繰り返し、入試に立ち向かうことになる。真面目な子が塾を利用すれば各単元を10回以上は勉強することになる。塾で最初に教わった理解を繰り返して長期記憶に変えているのだ。クラス編成を成績順に分け、発展的内容を織り込んだ教材を与える。真面目な子は消化も早いため追加の教材も与えることになる。真面目な子たちのこの努力は称賛すべきことである。そしてそのような子が多くいる塾は、良好な実績を積み重ねていく。さてここで問題となるのは、真面目じゃない子が成績を上げるにはどうするべきかである。この話は次回。
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